「足りない」から「ある」へ|今あるものに気づく心の練習
大事なモノって、特別な時にあるわけではなく、日常の中にあることが多いものです。
毎日見ている景色や、何気なく繰り返していること。当たり前すぎて、そこにあるのに見えなくなってしまうもの。忙しかったり頭がいっぱいだったりすると、それに気づく余裕を持つのは難しくて、いつの間にか「足りない」と感じてしまうこともあります。
「足りない」センサーが強くなる仕組み
たとえば、時間。少し余裕があるときには、それが特別なものだとは感じない。でも、予定が詰まって息をつく間もなくなったとき、「時間が足りない」と感じます。
そう感じること自体は自然なことで、悪くはない。ただ、「足りない」ばかりを感じすぎると、「足りない」という前提が当たり前になってしまいます。そうなると足りないセンサーが反応しやすくなって、「足りない」を感じやすくなる。そして「ある」は感じにくくなる。すると、自分の世界は「足りないモノ、コト」ばかりに見えてしまう。それは、結構辛いものです。
大げさなくらい「ある」を感じてみる
もし、そんな「足りない沼」にハマっていると感じたら、今持っているものを、少し大袈裟なくらい「あるなぁ」と感じてみるといい。
時間も、どんなに忙しくても「忙しくできる時間がある」なんて思ってみる。最初は「なにそれ、意味わかんない」となっても大丈夫。そんなふうにおおげさな「今ある」を感じていると、ある時、不意に、無理なく自然に「ある」を感じられるようになるからです。
「ない」中から「ある」を感じる。「ない」と思ったら「ある」を探す。それはいつでも、日常の中でできること。大事なことは、日常に結構ある。それに気づいたとき、思ってもみなかった方向に物事が動き出すことがあるのです。
