子育ての中で、心が限界に近づいてしまう時期は、誰にでも起こり得ます。私自身、子どもが小さかった頃に、育児ノイローゼのような状態になったことがあります。病院で診断を受けたわけではありませんが、今振り返ると、あの頃の私は確かに追い詰められていました。

頼れる人がいない中での子育て

長女には1歳半ごろから反抗期が始まり、手を焼いていました。その長女が2歳になったときに次女が生まれ、次女が10か月ごろになると後追いが始まります。私が離れると大泣きしながら必死に追ってきて抱っこをせがみ、長女も負けじと抱っこをせがむ毎日でした。

実家も主人も忙しく、この土地に来てまだ友達もあまりいない。ほぼ一人という環境でした。そんな中で3人目を妊娠し、体調や気分が上がり下がりする中、子ども二人を抱えて途方に暮れました。何もしたくない、何も考えたくない。ただ子どもと一緒に泣く毎日で、過度に長女を叱ってしまったり、そのことに反省したり。その繰り返しでした。

勇気を出して育児相談に電話した

心配した友人が「気分転換にアイスでも食べに行こう」と誘ってくれても、外に出ることさえ嫌になっていました。誰にも会いたくない。もう嫌だ、という気持ちでした。

それでも私はまだ自分を動かすことができたので、最後の賭けのような気持ちで、市で運営している育児相談に電話をしてみました。前に何度か掛けたことがあり、あまりいい反応をもらえなかったので少し怖かったのですが、今度は地区担当の方が話を聞いてくれました。

その担当の方はとても優しく、数日おきに電話をくれたり、ときには訪問して一緒に子どもを見てくださったり。一緒に喜び、一緒に考えてくれる存在に、私は救われました。ノイローゼのような状態も少しずつ回復に向かい、気づいたら日常生活が普通に送れるようになっていたのです。

辛いときは、相談してみるという選択を

あんなにいい方に巡り会えることは滅多にないのかもしれません。担当の方は部署が変わってしまい、今は話すことも会うこともできなくなりましたが、私は今でもとても感謝していますし、一生忘れないと思います。

もし今、辛くて辛くて仕方がないという状態なら、一か八かで市町村の相談窓口に相談してみるのもいいかもしれません。少し勇気は要りますが、人生が変わる出会いがあるかもしれないのです。

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